RX-V200は、シャープ(SHARP)のロボットクリーナーです。2012年にシャープがクリーナー市場に初めて投入した「ロボット家電」ココロボ RX-V100の後継機種となっています。
商品ランクとしては、シャープのお掃除ロボットの最上位機種となっており、2013年の6月に先行して発売されたお掃除ロボットのRX-V90とほぼ同じデザインを採用。幅30.4cmというコンパクトサイズながら長時間の運転が可能で、さらに旧機種であるRX-V100の特長だったUSBポート、インターネット接続機能などもパワーアップさせています。
主な特長
「家電コントローラー」内蔵
RX-V200は、RX-V100に対応する別売り周辺機器であった「家電コントローラー」を本体に内蔵。これは、自宅内のテレビや照明、エアコンなど家電製品の赤外線信号を登録しておくと、スマートフォンなどから遠隔操作できる機能で、今回シャープ同士ではなくても他社メーカー製の家電製品にも対応させることが可能になっています。また、専用のスマートフォンアプリケーションも開発し、わかりやすい操作で行うことができます。
最長100分の運転が可能
他社のお掃除ロボットでは一般的に60分程度の運転時間が多いですが、RX-V200は部屋の広さ・ゴミの量・床の種類を検知し、運転時間と吸込パワーを制御する「スマートお掃除機能」を搭載することで、最長100分の運転が可能となっています。
クラウドサービス対応で天気情報をお知らせ
RX-V200では新たに、クラウドへの接続により登録した地方の天気情報を知らせてくれる機能が搭載されました。本体にあらかじめ内蔵された気象情報コンテンツがインターネットに接続することで、天気情報をココロボ本体がお知らせしてくれます。
椅子の間も走行可能なコンパクトサイズ
2013年7月に発売されたRX-V90の本体サイズと同様、直径30.4cmのコンパクトなサイズを採用。超音波センサーにより部屋の広さを測定し椅子の間もさらに走行しやすくなっています。
音声認識機能と人工知能で楽しくコミュニケーション
状況によって言葉などを変更する人工知能「ココロエンジン」と会話に反応して操作できる音声認識機能を搭載し、コミュニケーションのある楽しいお掃除が可能です。
最安値価格、最安値ショップを紹介
参考価格
RX-V90発売開始時価格:129,800円
RX-V200 レビュー、使用感
RX-V200は、シャープとしては最上位機種となるロボットクリーナーで、2012年発売の初代モデルから搭載している人工知能、音声認識機能や超音波センサーなどは継承しながら、2013年9月に発売されたRX-V90のロボット掃除機としての性能面を持っているのが特長です。
お掃除ロボットのカテゴリでは最も有名な、アメリカiRobot社の「ルンバ」がシェアを7~8割持っていて、国内大手メーカーではこのシャープ「ココロボ」、東芝の「スマーボ」が挑んでいます。国内メーカーでは積極的に新モデルを発売しているシャープのココロボが一歩先を行っているところがあり、このシャープが他社にはない「幅30cmタイプ」のお掃除ロボットを切り拓いたことにより、国内の家庭に合った小型のロボットクリーナーが一定の評価を得ています。
RX-V200は掃除機としての性能面はRX-V90とほぼ同等で、100分連続運転、長寿命3年のバッテリーや新たに搭載されたゴミセンサーなどが好評。また、他社の家電も含めた複数の家電品のリモコン代わりに操作できる「家電コントローラー」の内蔵や、クラウド音声サービスによる人工知能の活用やお天気情報の取得など、多機能で盛りだくさんのロボット掃除機になっています。その分、発売時価格は129,800円と非常に高いため、価格が安く、ある程度機能を標準化しているRX-V90を選ぶか、RX-V200の価格値下がりを待つことがオススメです。旧モデルのRX-V100の例でいくと、発売時129,800円が1年後には5万円半ばまで下落した事例があります。(発売時価格が高すぎるという声もありますね・・・)
シャープのお掃除ロボットの評判としては、超音波センサーにより他社のロボット掃除機よりも壁や柱などにぶつかるケースは減っているものの、まだふすまのへりに乗り上げて止まってしまったり、部屋のすみずみに行けないという口コミが複数あります。その辺りはどの機種を使ってもお部屋の構造が異なる以上、ある程度は発生してしまうので仕方のないところですが、シャープのココロボはロボットクリーナーの中では吸引力が強めになっているので、ゴミの集じん能力は比較的高くなっています。
また、ロボット掃除機はどれも消耗品の交換が必須になっていくため、搭載しているリチウムイオン電池が長寿命であることは評価が高いです。ルンバはすべての機種でニッケル水素電池を使っており、電池の寿命やパワー面では劣っています。単品の部品ごとの洗練された性能の高さは国内メーカーの得意分野でもあり、先行するルンバに対する優位性になっている部分です。
なお、COCOROBO全4機種の比較表は下記をご覧ください。
仕様、スペック
型名 | RX-V200 |
---|---|
カラーバリエーション | RX-V200-N(シルキーゴールド) |
集じん容積 | 0.1L |
消費電力(充電器) | 35W?(未確認) |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 304×304×99mm |
本体質量 | 2.7kg |
運転音 | -dB(非公表) |
リモコン | あり |
掃除モード | 自動/壁際/スポット(1m、2~4m)/プラズマクラスターシャワー/手動 |
充電時間 | 約4時間(リチウムイオン電池) |
最長運転時間 | 約100分(使用環境により異なります) |
走行速度 | 約-mm/sec |
発売年月 | 2013年12月 |
ココロボ(COCOROBO) 性能・機能比較表
RX-V200 (2013年発売) |
RX-V100 (2012年発売) |
RX-V90 (2013年発売) |
RX-V60 (2012年発売) | |
---|---|---|---|---|
商品写真 |
| |||
本体サイズ |
直径304mm 高さ99mm |
直径346mm 高さ96mm |
直径304mm 高さ99mm |
直径299mm 高さ95mm |
質量(バッテリー含む) |
2.7kg |
3.3kg |
2.6kg |
2.5kg |
最大掃除面積 |
約40畳 |
25畳 |
40畳 |
16畳 |
最大運転時間 |
約100分 |
約60分 |
約100分 |
約40分 |
充電時間 |
4時間 |
4時間 |
4時間 |
2時間 |
運転音 |
非公表 |
非公表 |
非公表 |
非公表 |
ゴミセンサー |
◯ |
- |
○ |
- |
衝突防止センサー |
超音波センサー |
超音波センサー |
超音波センサー |
超音波センサー |
落下防止センサー |
赤外線センサー |
赤外線センサー |
赤外線センサー |
赤外線センサー |
電池寿命 |
約3年で交換 |
約3年で交換 |
約3年で交換 |
約3年で交換 |
付属品 |
・リモコン ・充電台 ・クリーニングブラシ ・交換用サイドブラシセット(1セット) ・バンパークッション |
・リモコン |
・リモコン |
・リモコン ・充電台 ・クリーニングブラシ ・交換用サイドブラシ(1セット) |
機種固有の特長 |
・コンパクトサイズ ・クラウド音声サービス ・家電コントローラー内蔵 ・音声認識機能 ・無線LAN&カメラ ・お部屋の広さをチェック ・吸込パワーコントロール ・音声差し替え対応(USBポート) |
・音声認識機能 ・無線LAN&カメラ ・遠隔家電コントロール対応(別売) ・スマートフォン連携 ・音声差し替え対応(USBポート) |
・コンパクトサイズ ・音声認識機能 ・お部屋の広さをチェック ・吸込パワーコントロール ・音声差し替え対応(SDカードスロット) | ・コンパクトサイズ |
発売時価格 |
129,800円 |
129,800円 |
89,800円 |
74,800円 |
型名 |
RX-V200 |
RX-V100 |
RX-V90 |
RX-V60 |