このページでは、2021年1月現在新品で購入可能な紙パック式掃除機、運転音が低い、低騒音のクリーナー(カタログに掲載されている現行商品)を比較してランキング形式でご紹介しています。
紙パック式クリーナー 低運転音ランキング
CV-KP900Hは、日立から2020年に発売されたクリーナーで、同社では現在もっともプレミアムタイプの紙パック式掃除機となります。
高性能小型ファンモーターを搭載し、運転音を低減。57~約51dBは、現在国内の紙パック式掃除機ではトップの低騒音となっています。
吸込仕事率は340Wと数字上は控えめですが必要十分。小型モーターであるため本体も2.3kgと軽量、そしてスムーズに動かせるヘッドがしっかりとゴミを吸い込み、使いやすさにかなり特化したモデルです。
「排気のきれいな紙パック式掃除機」のページでもご紹介していますが、高集塵紙パックを使用することと本体内に装着されているフィルターが高性能なことにより、本機種は排気のきれいさもナンバーワンです。
MC-JP830Kは、2020年に発売されたパナソニックのクリーナーで、こちらも同社の紙パック式の中では最も上位タイプとなっています。運転音は62~約59dBで第2位となります。
紙パック式では業界トップクラスの軽量クリーナーで、本体はわずか2.0kg。掃除機全体でも3.5kg。かなり軽さや取り回しのしやすさを感じる機種と言えます。
従来のパナソニックのヘッドであるパワーノズルが改良され、髪の毛やペット毛がからまないブラシとなっています。
TC-GD2X/GM2Xは、2020年に発売された三菱電機のクリーナーで、同社が長年展開している小型・軽量クリーナーのシリーズ「Be-K(ビケイ)」の最新モデルです。吸込仕事率は最大320W/310W。
本体が2.1kg、標準質量3.5kgとトップクラスの軽量モデルと比較的お求めやすい価格帯のクリーナーで、ユーザーにも親しまれています。
2機種は本体性能が同一となっており、相違点はパワーヘッドの種類(GD2Xがヘッドの幅が広く、毛がらみ除去機構を搭載)と、GD2Xに付属品としてふとんクリーンブラシが付いていることとなります。TC-GD2Xのほうがよりプレミアムタイプということになります。
運転音は63~約59dBとなっており、第3位にランクインしました。
第4位:三菱電機 TC-FM2X(2020年発売)
運転音は64~約58dB。第3位の2機種と同じ「Be-K」シリーズですが、本体質量が2.4kgとなっている代わりに吸込仕事率500Wとよりパワフルになっているクリーナーです。
紙パック式掃除機の運転音について:概要
紙パック式掃除機は、パワーも強力な機種が多いことから、従来より運転音が最大65~68dB(デシベル)くらい出てしまう機種も存在しています。この数字は、一般社会ではかなりうるさく、掃除機の電源が入っている時は話し声が聞こえないほどで、当然集合住宅では夜間は使いにくいというものです。
その中で、国内各社の高級タイプはモーターの運転音を抑えるべく、専用のモーターを搭載したり、モーターケースを防音構造にするなどで運転音を50デシベル台にした静音モデルを発売してきました。
ただし、現在ではユーザーの主流がサイクロンクリーナーへ、そしてコードレスクリーナーへ移ってきており、紙パック式掃除機自体の機種数が減少し、そういったプレミアムタイプの紙パック式掃除機も減ってしまったことから、運転音が抑えめの機種も少なくなってしまったのが現状です。