TC-ZXD20Pはどんな掃除機か
TC-ZXD20Pは、2014年発売の三菱電機製サイクロンクリーナーです。同社のサイクロン掃除機ではハイグレードモデルとなっており、「風神」という名称が付けられている、「サイクロンボックス部フィルターレス」クリーナーのミドルクラス機種です。
TC-ZXD20Pは2013年発売の旧モデル、TC-ZXC20Pと本体部分はほぼ引き継ぐ形となっていますが、より排気をクリーンにするULPAフィルターを搭載し、排気レベルが向上しています。
主な特長
サイクロンボックス部フィルターレスでお手入れらくらく
他社のサイクロン掃除機のように、ダストカップにフィルターがなく、本体後方にフィルターの場所が移動。強力な遠心分離により、微細なゴミまで分離してからフィルターへ排気を通すため、目詰りを低減させることができ、サイクロンボックス部分は簡単に水洗いができます。
排気、ニオイをカットする遠心分離構造
ゴミの中を風が通りにくくなる三菱の「風神」独自のサイクロン構造により排気のニオイを抑え、また本体に装着したULPAフィルター、洗えるHEPAフィルターなどにより、高いゴミの捕集性能を実現しています。
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参考価格
TC-ZXD20Pの発売開始時価格:57,000円+税
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レビュー、使用感
レトロなネーミングながら、質実剛健な国産サイクロン掃除機、三菱電機の「風神」。2014年の新モデルでは、2013年モデルのTC-ZXC20Pと本体部分はほとんど変更なくマイナーチェンジとなっています。
変更点はカラーリングの他に、排気フィルターが「HEPA+HEPAフィルター」から「HEPA+ULPA」フィルターへとなり、排気レベルが向上したことと、本体質量が0.1kg軽量となった程度です。
もともと風神シリーズは、国内メーカー初の「サイクロンボックス部フィルターレス」ということを最大の特長としています。ダイソンと同様、大きな遠心分離力でゴミをしっかり分離することで、パワーダウンを防ぎ、お手入れを最小限にということを実現し、一定の評価を得ています。
また、他社の同等価格帯の機種に比べるとやや重いものの、本体質量3.7kgと小型化にも力を入れており、掃除のしやすさ、お手入れの楽さ、高い排気のレベルなども人気の秘密です。
上位機種であるTC-ZXD30Pとの価格差が約2万円あり、こちらのTC-ZXD20Pは付属品が少なく、ヘッドが通常の自走式パワーブラシですがコストパフォーマンスに優れています。
仕様(スペック)
型名 | TC-ZXD20P |
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カラーバリエーション | TC-ZXD20P-V(シャインバイオレット) |
吸込仕事率 | 230W~約130W(節電モード時230~約15W) |
消費電力 | 850W~約600W(節電モード時850~約100W) |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 216×357×283mm |
本体質量 | 3.7kg |
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 5.1kg(自走式モーターブラシ) |
運転音 | 65dB~約62dB(節電モード時65~約50dB) |
集塵容積 | 0.9L |
発売年月 | 2014年6月 |
TC-ZXD20P 関連機種
- パナソニック MC-HS500G:「コードレス&コード付きどっちでも使える」ハイブリッドサイクロンクリーナー。パワフルバッテリーを搭載したハイグレードモデル。
- 東芝 VC-SG413:「トルネオV」上位機種。軽量で、三菱と同様にダストカップ部分のフィルターレスで人気のサイクロン掃除機。
- 日立 CV-SY5000:「2段ブーストサイクロン」上位機種。ティッシュフィルターが必要ですが、最高レベルの排気クリーンと運転音52dBが特長のサイクロン掃除機。
- シャープ EC-NX500:「スクリュープレス」でゴミを圧縮。また、3.4kgの軽量本体で扱い易いサイクロンクリーナー。
- ダイソン DC63MH:「ダイソンボール」2014年新製品。強力な遠心分離により、0.5μmの微細ゴミを99%以上分離。おなじみサイクロン掃除機のパイオニア。