ダイソン、2020年コードレスクリーナー新製品「ダイソン デジタルスリム」シリーズ4機種を発売!各製品を比較

ダイソンのスティッククリーナー

 ダイソンは2020年6月22日、コードレススティッククリーナー「Dyson Digital Slim(ダイソン デジタルスリム)」シリーズの新製品を4機種発表し、発売開始しました。ダイソン史上最軽量のコードレスクリーナーで、日本国内の家庭に最適化した掃除機です。

 本体についてはカラー展開以外は同じ性能となっており、付属品・同梱品の違いによりバリエーションとなっています。

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発売機種

 今回、発売されたのは以下の4つのタイプです。ページ下部に比較表を掲載していますのでご参考ください。

SV18FFPRO(Dyson Digital Slim Fluffy Pro)

 ヘッド以外に付属ツールを10点同梱した、最上位モデル。基本は下のSV18FFCOMと同じですが、違いとしてバッテリーがもう一つ付属(計2個)しており、最長80分の使用が可能です。本体色はゴールド系。発売開始時価格は¥97,900 (税込)です。

※ダイソン公式ストア専売となります

SV18FFCOM(Dyson Digital Slim Fluffy+)

 ヘッド以外に付属ツールを9点同梱した、上位モデル。LED隙間ノズル、ハードブラシ、フトンツールなど多数の付属品がついています。本体色はコッパー(銅)系。発売開始時価格は¥86,900 (税込)です。

SV18FF(Dyson Digital Slim Fluffy)

 ヘッド以外に付属ツールを6点同梱した、標準モデル。スティックとしても、ハンディとしても使用可能なおなじみのタイプです。本体色はパープル(紫)系。発売開始時価格は¥75,900 (税込)です。

SV18FFENT(Dyson Digital Slim Fluffy Origin)

 ヘッド以外に付属ツールを4点同梱した、スタンダードモデル。以前のダイソンのコードレスクリーナーを持っていた方は、付属ツールが共通して使える場合がありますので、同梱品が少ない分お求めやすくなっています。本体色はニッケル(シルバーに近い)系。発売開始時価格は¥64,900 (税込)です。

Dyson Digital Slimシリーズのおもな特長

(1)吸引力はそのままに、約25%の軽量化を実現

 2019年に発売されたDyson V11シリーズは、吸引力や集塵能力については申し分ない一方、本体質量が2.72kgとなっており、他社の軽量タイプは軒並み2kgを切る軽いものが出てきているなか、使いやすさの点では今ひとつでした。

 2020年モデルであるDyson Digital Slimシリーズは本体質量が1.9kgとダイソン史上最軽量のクリーナーとなりました。しかも、吸引力は変わらずということで、さらなる進化を遂げています。

(2)Dyson Hyperdymium(ダイソン ハイパーディミアム)モーターを開発

 ダイソンの歴史はモーターの小型化への歴史とも言え、クリーナーにもその時その時の最新モーターが搭載されてきました。

 2020年のDyson Digital Slimシリーズには、2019年のV11モーターと比べて15%小型化したDyson Hyperdymiumモーターを搭載しています。

(3)40%小型化・軽量化したSlim Fluffyクリーナーヘッド

 2019年にDyson V8 Slim Fluffyシリーズが発売され、高い人気を誇ってきましたが、こちらに先行して使われていた小型ヘッド「Slim Fluffyクリーナーヘッド」が、2020年のDyson Digital Slimシリーズにも引き続き搭載され、クリーナーの軽量化に寄与しています。従来のFluffyヘッドと性能が変わらないということで、日本の家庭では特に親和性の高い小型・薄型のヘッドとなっています。

(4)クリアビン(ダストカップ)の水洗いが可能に

 ダイソンのクリーナーは今まで、クリアビンと呼ばれる透明なダストカップの部分について、水洗いは不可となっていました。洗おうとすることによって舞い上がったハウスダストなどを吸い込んでしまう恐れがあったり、微細なホコリが固まって逆にクリーナーの性能を低下させたりといったことが懸念されていたためと思われます。

 今回、Dyson Digital Slimシリーズでは公式サイトにて「こびりついたゴミを除去するために、クリアビンやフィルター、ブラシバー、電子部品を搭載していない付属ツールはまるごと水洗いできます」との表記がなされており、クリアビンについても水洗いがOKとなりました。

 日本のユーザーは掃除機のお手入れ自体も細かくやりたいという方が多いようで、自己責任でダストカップを洗っていた方もいたかもしれませんが、Dyson Digital Slimシリーズでは気にしないで済むようになりました。

仕様・比較表

型番 Dyson Digital Slim
Fluffy Pro
(SV18 FF PRO)
Dyson Digital Slim
Fluffy+
(SV18 FF COM)
Dyson Digital Slim
Fluffy
(SV18FF)
Dyson Digital Slim
Fluffy Origin
(SV18 FF ENT)
本体画像 SV18FFPRO ダイソン SV18FF DIGITAL SLIM SV18FF SV18FFENT
カラー ゴールド/アイアン/ゴールド コッパー/アイアン/コッパー パープル/アイアン/パープル ニッケル/アイアン/ニッケル
バッテリーの種類 リチウムイオン電池
運転時間 エコ:最大約40分
中:最大約25分
強:最大約5分

※この他に予備バッテリー1個付属
エコ:最大約40分
中:最大約25分
強:最大約5分
充電時間 約3.5時間
本体寸法(幅×奥行×高さ) 250mm×233mm×1100mm
標準質量 1.9kg
集じん容積 0.3L
スリムフラフィクリーナーヘッド
ミニモーターヘッド  
コンビネーションノズル
LED隙間ノズル    
隙間ノズル    
ハードブラシ    
延長ホース    
フトンツール    
専用充電ドック  
収納用ブラケット  
予備バッテリー      
ツールクリップ




まとめ

 年に1度か2度、新製品を発表することが多いダイソン社ですが、近年のラインナップとしては同じシリーズでの違いは付属パーツの数に留め、本体は色が異なるだけで性能は同一ということが多く、ユーザーに対してわかりやすく展開しているという印象です。

 2019年に、旧機種であるDyson V8シリーズに軽量小型ヘッドを付けた「dyson V8 Slim Fluffy SV10KSLM」が発売されたことで、この機種が本体2.15kgとかなり軽量で使いやすいと好評を博していたのですが、今回Dyson Digital Slimシリーズはこの軽量ヘッドを引き継ぎ、そして最新の小型モーターを搭載することで本体1.9kgと業界トップレベルの軽量化を図ってきました。

 「軽いだけ」のクリーナーならいくらでもありますが、ダイソンレベルのゴミ取り能力やクリーンな排気を持っていてなおかつ軽いクリーナーとなると他にないので、今後さらにダイソンのコードレススティッククリーナーが人気となっていく可能性を十分に持っています。

追記:ダイソンコードレスクリーナー(2020年発売機種)を全比較したページはこちら

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