軽量コードレススティッククリーナーを比較
現在大手を中心としたメーカー各社から発売されているコードレスのスティッククリーナーは、メインクリーナーとして十分使用可能なパワフル高性能タイプから、一人暮らしの方や2階用などで手軽に置いておくタイプまで千差万別、数百種類におよびます。
ここでは、「軽い」に絞って、大手メーカーの家庭用スティッククリーナーで軽いものをピックアップしてランキング形式でご紹介します。
もっとも軽いものから紹介すると、軽くするためにはモーターも小さくなり、そうすると実用的なパワー面で不安がある機種が多いため、そのような機種は除外しています。厳密な軽い順番ではないことをご了承ください。参考までに、メインクリーナーとして能力を問わない、単純に軽いクリーナーとしては、スティック状態で0.8kgくらいの機種が最軽量レベルとなります。
筆者の目安としては、スティック状態で2kg、パイプやヘッドを外した本体のみの状態で1.5kgを切ると軽量の部類に入れて良いと判断しています。
軽量第1位:日立 PV-BL2H/PV-BL1H(標準質量1.1kg)
軽量のスティッククリーナー第1位は、日立の「ラクかるスティック」PV-BL2H、PV-BL1Hの2機種です。
ともにスティック状態での質量はわずか1.1kg、ハンディ状態で0.8kgの軽さです。
アルミを採用した小型・軽量のファンモーターを搭載するなど、軽量コンパクトを追求し、パイプも軽量化、ヘッドもコンパクト化するなど、徹底的に軽さにこだわったクリーナーですが、モーターの強力さやヘッドの性能は同社の上位機種にも引けを取りません。
2機種の違いは、以下のとおりです。運転時間、パワー、寸法など本体の仕様は同一です。
- 本体色(PV-BL2HはN色:シャンパンゴールド、BL1HはW色:ホワイト)
- ヘッドの違い(PV-BL2Hが押しても引いても吸い込めるパワフルスマートヘッドlightに対してBL1Hが通常の自走式ヘッド
- 付属品の違い(BL2Hのみにほうきブラシとスティックスタンドが標準同梱されている)
軽量第2位:東芝 VC-CLS1 (標準質量1.2kg)
軽量のスティッククリーナー第2位は、東芝ライフスタイルの「トルネオS コードレス」VC-CLS1です。
同社が長く展開しているトルネオシリーズで最軽量となる、スティック状態での質量1.2kg(ハンディ状態で0.8kg)です。
新開発の小型モーターを搭載し、延長管パイプやヘッドも軽量化を徹底しています。それでも同社がこだわるデュアルトルネードシステムで吸引力を99%以上持続させることが可能です。
握りやすく掃除しやすいグリップや、ソファーの下も掃除しやすい床ピタ設計もうれしいポイント。
女性にもオススメのスタイリッシュなオレンジ系とピンク系、2色展開です。
軽量第位:シャープ ER-AR5X/EC-AR5 (標準質量1.2kg)
軽量のスティッククリーナー第3位は、シャープの「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」EC-AR5XとAR5です。
同社のスティッククリーナーでは最も軽量の、標準質量1.2kg。ハンディ状態でも0.85kgとなっており、とにかくラクにお掃除ができるモデルです。
気になるパワー面も、新搭載の高効率モーターを使用し、妥協しないつくりとなっています。グリップから手を離すとすぐに運転が切れるアイドリングストップ的な省エネ機能や、バッテリーが着脱式になっているためバッテリーだけで充電が可能など、細かな機能や使いやすさも配慮が行き渡ったクリーナーです。
ヘッドは自走式のモーター内蔵となっていて、じゅうたんなどでも軽快に進みます。ヘッドを返しての入り組んだところの掃除がしやすい作りとなっており、旧機種より腕の疲れも軽減されます。
なお、バッテリーが計2つ同梱されているのがEC-AR5X、通常のひとつだけのモデルがEC-AR5となります。その他の付属品や本体の仕様、色展開は同一となります。
軽量第4位:日立 PV-BL20G (標準質量1.3kg)
軽量のスティッククリーナー第4位は、日立の「ラクかるスティック」PV-BL20Gです。
第1位のPV-BL2H/BL1Hには及ばないものの、標準質量1.3kg、ハンディ状態で0.86kgと非常に軽量なモデルです。
小型・軽量のファンモーターから生み出す強力パワーと、押しても引いても吸い込めるスマートヘッドlightで、しっかりとゴミを取ります。
吸い込んだゴミも空気の流れで遠心分離から圧縮まで行い、ゴミ捨ての際にお手入れを軽減しています。
軽量第5位:ダイソン SV21FF/SV21PRO (標準質量1.5kg)
軽量のスティッククリーナー第5位には、ダイソンの「dyson micro 1.5kg」SV21FFとSV21FFPROが入ります。
ダイソンのスティッククリーナー史上、最軽量となる標準質量1.5kg。見た目もダイソンらしからぬほっそりとしたモデルです。
各社最軽量クラスのクリーナーとしては唯一、排気面にも配慮しており、ダイソンならではの強力な遠心分離はもちろん、排気フィルターを通して空気よりもきれいな排気を出します。
パワー面も、上位機種と同じ「ハイパーディミウムモーター」とソフトローラークリーナーヘッド(サイズはより小型化)を使っており、大きなゴミから微細なホコリまでしっかりと吸い取ります。
なお、SV21FFは通常流通しているレギュラーモデルで、SV21FFPROはダイソン公式ストアのみで販売しているモデルです。同梱している付属品の種類と本体色が異なります。本体のパワーや運転時間などの仕様は同一です。