CV-SY20は、2013年発売の、日立(HITACHI)のサイクロン式クリーナーです。同社の上位モデルに搭載されている「2段ブーストサイクロン」ではなく、ボックス型のダストケースを採用している「ごみダッシュサイクロン」の掃除機となっています。2012年発売モデルのCV-PW20の性能をほぼ踏襲しています。
サイクロンクリーナーではトップクラスの吸込仕事率650W、さらにパイプとヘッドをカーボンライト素材で軽量化したという、パワーとお掃除の軽さを兼ね備えたサイクロン掃除機になっています。
主な特長
- パイプとヘッドに軽量、使いやすいカーボンライトを採用
- 強烈パワーの吸込仕事率640W
- 菌もふき取れる約43万本の植毛ブラシを搭載したワイドヘッド
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参考価格
CV-SY20発売開始時価格:49,800円
CV-SY20 レビュー、使用感
CV-SY20は、カーボンライト素材を使用した軽量のパイプ&ヘッド、強力パワー650Wなどが自慢のサイクロンクリーナーです。どちらかというとサイクロン式掃除機のメインアピールポイントである「吸引力が続く」というよりは、「強力パワーで使いやすい」という方向に主眼を置いた機種であると言えます。
パワーが出る分、内部の構造は比較的シンプルで、遠心分離を行うサイクロンではなく、ボックス型のダストケースを入れていますので、ダストケース後方のメッシュフィルターやプリーツフィルターが目詰まりしやすいため、遠心分離サイクロンに比べると日々のお手入れに手間がかかります。CV-SY20はそれを補うためにダストケースにティッシュペーパーをセットしてフィルターの目詰りを抑えることが可能です。
また、日立クリーナーの特長であるワイド自走ヘッド(幅30cm)を搭載しているので、かなり軽く掃除することができます。ゴミの細かなお手入れをしていくことができれば、非常にパワフルで使いやすい掃除機であると思います。ヘッドは、上位のモデルに搭載されている「スマートヘッド」ではなく、従来通りの「ワイドごみハンターヘッド」ですが、重すぎるということもなく、快適なかけ心地になっています。
なお、旧モデルに当たるCV-SW20からの変更点は下記のとおりです。
- ワイド曲がるロング吸口のカット
- 本体が4.0kg→3.9kgへ軽量化
- 吸込仕事率のアップ(最大640W→650W)
- 色が2色→1色に(シャンパンのみ)
- 運転音の低減(最大65dB→64dB)
など。特に、ワイド曲が~るロング吸口がカットされていますので、これは残念な点です。在庫が残っていて安いうちは、旧モデルのCV-SW20を選んでおいたほうが間違いありません。
CV-SY20と同じく、ティッシュペーパーをダストケースにセットする形式のサイクロン掃除機としては、以下のメーカーの掃除機があります。
仕様(スペック)
型名 | CV-SY20 |
---|---|
カラーバリエーション |
CV-SY20-N(シャンパン) |
吸込仕事率 | 650W~約100W |
消費電力 | 1170W~約240W |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 255×330×219mm |
本体質量 | 3.9kg |
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 5.6kg(パワーブラシ) |
運転音 | 64dB~約59dB |
集塵容積 | 0.4L |
発売年月 | 2013年8月 |