CV-SW7000は、日立(HITACHI)のサイクロン式クリーナーです。同社のクリーナーの最上位機種となっており、遠心分離部分と集塵部分の2つのカップを搭載した「2段ブーストサイクロン」式の掃除機であり、さらに新たにホースを「スマートホース」として内径を細くし、扱いやすく軽量に。旧モデルのCV-SU7000から引き続き採用した軽量素材のカーボンライトパイプやヘッド、そして53dBというトップクラスの静音化になった運転音、国際基準に基づいたキレイな排気など多くの特長を持っているクリーナーです。
主な特長
- 従来より細く軽く、しなやかなスマートホース
- パイプとヘッドに軽量、使いやすいカーボンライトを採用
- ハイパワーなのに53dBでやさしい運転音
- 捕集率99.999%を実現するきれいな排気
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参考価格
CV-SW7000発売開始時価格:79,800円
CV-SW7000 レビュー、使用感
CV-SW7000は、日立では最上級のサイクロン式クリーナーとなっています。最大の特徴は「2段ブーストサイクロン」を採用した構造であるということ。この2段ブーストサイクロンは、本体にダストカップが2つあり、まず下部のサイクロン室で空気の流れを加速させ、それによって発生したサイクロンによってゴミと空気を遠心分離、そのあとで上部のダストケースへゴミを圧縮して収めるという仕組みになっています。ダイソンに代表される円筒形のカップでサイクロンを発生させる方式とは違い、かなり独特な構造をしていることがわかります。
下部のサイクロン室で遠心分離をさせるとはいえ、上部のダストケースへはゴミが直接入り込むため、その後ろにはメッシュフィルター、さらにプリーツフィルターと2枚のフィルターを排気が通って行く形になります。これは廉価タイプのサイクロン掃除機に見られる構造とほぼ同じであるため、フィルター目詰りはかなり起こりやすくなっています。「ティッシュペーパーをここに挟むことによってゴミ捨て時のお手入れが軽減される」ということになっていますが、ここは面倒と便利の賛否両論になっているところです。
CV-SW7000では前モデルであるCV-SU7000と見た目はほとんど変わっておりませんが、新たに「スマートホース」が採用され、ホース周りが軽量化されただけでなく、吸込仕事率が10Wアップしたにもかかわらず本体質量をダウンさせることに成功しました。その他の特長である静音性、カーボンライトのヘッドやパイプなども引き続き継承されています。
仕様(スペック)
型名 | CV-SW7000 |
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カラーバリエーション | CV-SW7000-R(ルビーレッド)
CV-SW7000-N(シャンパン) |
吸込仕事率 | 470W~約50W |
消費電力 | 1000W~約200W |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 268×405×313mm |
本体質量 | 4.9kg |
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 6.5kg(モーターブラシ) |
運転音 | 53dB~約48dB |
集塵容積 | 0.4L |
発売年月 | 2012年7月 |
日立 家庭用サイクロン式掃除機「CV-SWシリーズ」を発売(2012年7月3日発表)
日立は、2012年7月21日よりサイクロン式クリーナー「CV-SW7000/CV-SW5000/CV-SW3000」の3モデルを発売します。
発売型式:
CV-SW7000(サイクロン式掃除機)
CV-SW5000(サイクロン式掃除機)
CV-SW3000(サイクロン式掃除機)
このシリーズは、「2段ブーストサイクロン」という日立のサイクロンクリーナーの上位機種で、前モデルであるCV-SU7000、CV-SU5000、CV-SU3000の後継機種となります。
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- カーボンライト&スマートホース
前モデルにはじめて採用され、好評だった「カーボンライト素材」(カーボン繊維強化プラスチック)を継続。パイプやヘッドなどの軽量化だけでなく、本体も軽量化。そして、新たにホースも旧機種から17%の軽量化を行い、表面をなめらかにしたことで衣服や家具にも引っかかりにくくなり、細く軽く取り回しラクラクになりました。
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- 運転音そのままに吸込仕事率アップ
新採用のスマートホースの影響でホース内径が細くなることでパワーダウンが懸念されますが、新モデルではモーターのディフューザーなどを再設計することで、従来機種と比べて吸込仕事率を10Wアップさせ、470Wとすることに成功しました(CV-SW3000は460W)。パワーアップしたにもかかわらず、運転音は前モデルから維持されており、CV-SW7000は53dB、CV-SW5000は55dB、CV-SW3000は59dBとなっています。