EC-VX500はどんな掃除機か
EC-VX500は、2013年発売のシャープ(SHARP)のサイクロンクリーナーです。2012年発売モデルのEC-VX310と比較して約30%の軽量化を行い、新たなデザインの「新・奥の手ワイドヘッド」を搭載した小型・コンパクトのサイクロン掃除機です。
同時発売の下位機種であるEC-NX500は、本体サイズや吸込仕事率などは同じですが、ULPAクリーンフィルターや一部付属品のカット、静音設計の省略などが違いとなっています。
主な特長
本体質量を約30%軽量化、コンパクトサイズに
新たな小型モーターを採用することで本体質量を旧型機EC-VX310の4.9kgからEC-VX500では3.5kgと約30%軽量化。さらに、ホースやパイプ、ヘッドも従来機比約23%の軽量化を行い、扱いやすいコンパクトボディの軽いサイクロン掃除機となりました。
「新・奥の手ワイドヘッド」搭載
EC-VX500では、従来のヘッドよりも軽く、幅広の30cmヘッドを採用。ソファの下や8cmの僅かな隙間にも入るよう水平・垂直にできるようになりました。
ロングスクリュー遠心分離サイクロンでパワーを持続
遠心分離サイクロンによりゴミと空気を分離しパワーを持続。さらにカップに収めたゴミは独自の「スクリューフィン」で約1/15に圧縮。ゴミ捨ての手間を減らす構造になっています。
ハイブリッドサイレンサーで低騒音を実現
EC-VX500は、旧モデルのEC-VX310(52dB)ほどではないものの、各社小型サイクロン掃除機ではトップクラスに静音となる、54dBの低騒音化を実現しています。
ULPAクリーンフィルターにより排気にも配慮
シャープのプレミアム価格帯のサイクロン掃除機ではおなじみとなっている、ULPAクリーンフィルターを本体内部に装着。0.3μmの微細なホコリも99.99%キャッチでき、排気もクリーン。(自社試験粉塵による測定)
最安値価格、最安値ショップを紹介
参考価格
EC-VX500の発売開始時価格:79,800円
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EC-VX500 レビュー、使用感
EC-VX500は、2013年9月発売のサイクロン掃除機です。シャープのサイクロン掃除機は、プレミアム帯を中心に性能の高い大型の機種を揃え、一方でトップクラスの軽量タイプを用意するなど、多数の機種を発売していますが、今回のEC-VX500は上位タイプも小型化を行い、現在日本の掃除機市場での流行りである「小型で使いやすい掃除機」のニーズに応えたものとなっています。同社では、小型タイプのEC-PX210やEC-QX310が人気となっています。
旧モデルであるEC-VX310をそのまま小型化したというイメージですが、新しいヘッドは他メーカーの掃除機も含め、垂直になる珍しいタイプですので、冷蔵庫や棚の隙間にもすき間ノズルに付け替えることも少なく、8cmの幅に入れるものとなっていて、このヘッドは以前シャープで採用していたものに近くなっており、好印象です。
ただ、旧モデルに対しダストカップの容量が0.4L→0.35Lとなっている、吸込仕事率が400Wから300Wに低下している、また運転音が52dB→54dBになっているなど小型化によるデメリットもあります。残念ながら旧モデルの方がゴミの集じん能力は高いですが、上述の通り近年の掃除機のはやりは「小型・軽量タイプ」ですので、EC-VX500ではそちらを優先したということになりそうです。ホースを本体に巻きつけ、高さ35cmまでの場所にも収まる「グルまる収納」も可能で、コンパクトさをさらにアピールしています。
仕様(スペック)
型名 | EC-VX500 |
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カラーバリエーション | EC-VX500-R(レッド系) EC-VX500-A(ブルー系) |
吸込仕事率 | 300W~約60W |
消費電力 | 850W~約300W |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 257×308×293mm |
本体質量 | 3.5kg |
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 4.9kg(モーターブラシ) |
運転音 | 54dB~約49dB |
付属品 | 2WAYベンリヘッド、2段伸縮すき間ノズル、ベンリブラシ(手元部分に装着) |
集塵容積 | 0.35L |
発売年月 | 2013年9月 |