東芝 サイクロン掃除機 トルネオW VC-SG712

VC-SG712は、「トルネオダブル」と名付けられた、東芝のサイクロンクリーナーです。東芝のサイクロン掃除機のハイエンドモデルとしてラインナップされており、ダストカップでの大きなゴミの分離とその後方でミクロのゴミを分離する構造の「ダブル分離サイクロン方式」を搭載しています。また、このVC-SG712には伸縮ロングノズルや洋服布用ブラシ、ふとん用ブラシなど多数の付属品がついているのも特長のひとつです。
VC-SG712のダブル分離サイクロン方式は、最初にゴミと空気が入ってきたカップ部分で遠心分離とゴミ圧縮を行い、そこで取りきれない微細なゴミを後ろ側の「ミクロトルネードシステム」でさらに分離する方式をとっているので、ミクロのゴミまで99.8%分離するという構造で、さらにミクロのゴミが溜まっている部分にはUV除菌ライトの照射を行い除菌しています。

主な特長

  • ミクロトルネードシステムで微細なゴミを分離
  • UV除菌ライトでミクロのゴミを清潔に保つ
  • ヘッドから延長管、ホースまで軽量化
  • 伸縮ロングノズルなど豊富で便利な付属品類

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参考価格

VC-SG712発売開始時価格:89,800円

VC-SG712のレビュー、使用感

VC-SG712は、遠心分離のダブル分離方式というシステムを新たに採用したサイクロンクリーナーです。これは、本体前面のダストカップに大きめのゴミを収め圧縮。取りきれない微細なゴミを後方にあるクロームメッキ塗装された12気筒のミクロトルネードシステムの部分でさらに遠心分離を行うというもので、いわゆるダストカップは2種類に増えているものの、ダストカップ部分と上部のルートサイクロンで2段階の強力な遠心分離を行うダイソンのサイクロンクリーナーを強く意識したものであるのは間違いないと思います。
ただ、前面のダストカップは同社のコンパクトタイプであるVC-C12などと非常に似ている構造をしています。遠心分離の回転力がそれほど強力ではないため、ダストカップの底部にお手入れブラシが付属しており、これを使ってダストカップ中央部のメッシュをこまめに掃除するという従来からのお手入れはそれほど変わりません。後方のミクロトルネードシステムもUV除菌ライトで除菌は行いますが、ゴミが溜まったらゴミ捨てに加え、水洗いでの洗浄が必要となっているようで、店頭で試してみた感覚としてはダストカップ部分のフィルターがなくなったことは良い点ですが、劇的にお手入れが楽になるというほどの印象は感じませんでした。
しかし、このVC-SG712は非常に付属品が充実しており、また前モデルのVC-SG711と本体部分は同一性能ですがブラシ、ホース、延長管を軽くして使いやすいように改良してありますので、使いやすいサイクロンクリーナーだという印象を受けました。三菱のサイクロンクリーナー「風神 TC-ZXB17P」と同様、吸込仕事率によるパワーをアピールせず、吸引力の持続や使い勝手などの性能に重きを置いたサイクロン掃除機にメーカー各社がシフトしつつあります。
なお、下位モデルを含めた「トルネオ」の比較表を下記に掲載しています。

仕様(スペック)

型名 VC-SG712
カラーバリエーション VC-SG712-R(グランレッド)

VC-SG712-T(メタリックブラウン)

吸込仕事率 200W~約50W
消費電力 850W~約300W
本体寸法(幅×奥行×高さ) 268×410×280mm
本体質量 4.5kg
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 6.1kg(モーターブラシ)
運転音 57dB~約55dB
集塵容積 0.4L(デュアルトルネード部)
発売年月 2012年9月

東芝サイクロンクリーナー トルネオ比較表

VC-SG712

VC-SG512

VC-SG412

VC-S312

商品写真

東芝サイクロンクリーナー VC-SG712

東芝サイクロンクリーナー VC-SG512

東芝サイクロンクリーナー VC-SG412

東芝サイクロンクリーナー VC-S312

本体サイズ

幅268×奥行410×高さ280mm

幅220×奥行322×高さ267mm

本体質量
(標準質量)

4.5kg

(6.1kg)

3.3kg(4.7kg)

ヘッド

イオンカーボンヘッド(自走式モーターブラシ)

吸込仕事率

200W~約50W

消費電力

850~約300W

運転音

57~約55dB

64~約58dB

集じん容積

0.4L

カーボン素材

延長管、ヘッド

延長管、ヘッド、本体

ecoモード

(節電アイドリング搭載)

ゴミ残しまセンサー

サイクロンの分離性能・圧縮性能 ミクロのゴミまで99.8%分離、
約1/10に圧縮

ミクロのゴミまで99.9%分離、約1/5に圧縮

排気性能 0.3ミクロン以上の微細じんを
約99.9%補じん

0.5ミクロン以上の微細じんを約99.9%補じん

排気フィルター ・クリーンフィルター
・排気清浄フィルター
※UV除菌機能あり

・排気清浄フィルター

・イチョウ葉入りフラボノイドフィルター

・ゼオライトフィルター

付属品 付属品用ホース、伸縮ロングノズル、ロングブラシ、洋服布用ブラシ、ふとん用ブラシ、すき間ノズル、お手入れブラシ、応用付属品収納バッグ
※延長管に手元ブラシ、すき間ブラシ装着
すき間ノズル、お手入れブラシ
※延長管に手元ブラシ、すき間ブラシ装着
発売時期

2012年9月

発売時想定価格

89,800円

79,800円

69,800円

59,800円

型名

VC-SG712

VC-SG512

VC-SG412

VC-S312

【ニュースリリース発表時の記事】
東芝 サイクロン掃除機「VC-SG712」「VC-SG512」「VC-SG412」「VC-S312」を発売(2012年8月8日発表)
東芝は、2012年9月10日よりサイクロンクリーナー TORNEO V(トルネオ)の新製品を発売します。
発売型式:
VC-SG512(サイクロンクリーナー)
VC-SG412(サイクロンクリーナー)
VC-S312(サイクロンクリーナー)
上記の3機種は、従来機種でサイクロンボックスに搭載されていたプリーツフィルター部分を改良し、フィルター構造をなくし東芝独自の12気筒遠心分離サイクロンで吸引力を99%以上持続させ、さらに本体質量3.3kg、新開発の延長管とヘッド、ホースにより標準質量4.7kgと軽量化したモデルになっています。
VC-SG412、VC-S312はVC-SG512と比べて布団用ブラシ、ロングブラシなどの付属品類を削除した下位機種となっており、さらにVC-S312は上位2機種からゴミ残しまセンサーと節電モードを省略しています。本体の外形寸法や質量、吸込仕事率などは同一性能となっています。

    • 12気筒の遠心分離サイクロンでミクロのゴミを分離、吸引力を99%以上持続

新機種は、新たに「バーティカルトルネードシステム」を採用し、綿ぼこりなどの大きなゴミとミクロのゴミを分離する2つの機構を1つのコンパクトなカップ内で行います。小さいながら強力な遠心分離力によりミクロのゴミを99.9%分離。従来機種(VC-CG511Xなど)に搭載されていた目詰りのするプリーツフィルターに比べ、吸引持続性能が向上しました。

    • 本体以外にもヘッド、ホース、延長管を軽量化

新機種は従来機種(VC-CG511X)と比較して本体質量3.3kgと、約33%軽量化することに成功しました。また、ホースの直径、延長管の直径も細くしたほか、本体やヘッド、延長管にカーボン素材をしようすることで全体的な軽量化を行っています。標準質量は約4.7kgとなりました。

    • カンタンお手入れにこだわり

ゴミ捨ては下のダストカップを外して簡単に行えるほか、回転ブラシの取り出しはブラシの上部から行えるように改良しました。本体後方にある排気清浄フィルターも楽に取り出せる設計としています。

また、同じ2012年9月10日より、サイクロンクリーナーのトップグレードモデル「トルネオ W」の新機種を発売します。
発売型式:
VC-SG712(サイクロンクリーナー)
VC-SG712は2012年3月に発売されているTORNEO WのVC-SG711をマイナーチェンジさせたもので、デュアルトルネードシステムとミクロトルネードシステムという2つのシステムを併用しミクロのゴミを分離させる構造です。新たに軽量化したヘッド、延長管、ホースを採用することによって軽量化を行い、さらに使い勝手を向上させています。
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