CV-SY500は、日立(HITACHI)のサイクロン式クリーナーです。同社のサイクロン掃除機の特長である、遠心分離部分と集塵部分の2つのカップを搭載した「2段ブーストサイクロン」の小型・軽量の掃除機です。
CV-SY500は、本体3.6kgと軽量の本体ながら吸込仕事率400Wとパワフルで、旧モデルのCV-SW200から採用されている「スマートホース」や、軽量素材の「カーボンライト」のパイプやヘッドなどの特長に加え、新たに「スマートヘッド」を搭載。ヘッドを軽量化し、押しても引いてもゴミをよく取る構造の新ヘッドとなりました。
旧型のCV-SW200は排気面が標準的でしたが、このCV-SY500は同じ小型軽量シリーズながらグレードアップタイプとなっていて、国際基準に基づいたトップクラスのきれいな排気(99.999%)を実現しました。
CV-SY500後継機種:CV-SA700/CV-SA500
主な特長
軽量&スリムの「スマートヘッド」を新搭載。押しても引いてもキレイにゴミ取り
日立掃除機に搭載されていた「カーボンライト」素材のワイドごみハンターヘッドに代わり、
CV-SY500には「スマートヘッド」が新しく採用されました。
従来のヘッドより30gの軽量化とスリム化を図りつつ、
ヘッドを押した時だけでなく、引いた時にもゴミを巻き込みながら
吸い込むことができるようになりました。
パイプとヘッドのカーボンライト&スマートホースで軽々お掃除
従来モデルにも搭載され好評だった軽量素材、カーボンライトのパイプとヘッド、
さらに細身でしなやかなスマートホースを継続して採用しています。
捕集率99.999%を実現するきれいな排気
CV-SY500は、国際電気標準会議(IEC)の基準で排気レベルの測定を行なっており、
0.3~10ミクロンの微細なゴミを99.999%フィルターで捕集することができます。
これはサイクロン掃除機でもトップクラスのきれいな排気となっています。
日立製品では、CV-SY7000、CV-SY5000も同レベルの排気性能です。
→日立掃除機 排気性能比較表
最安値価格、最安値ショップを紹介
参考価格
CV-SY500発売開始時価格:69,800円
楽天市場の最安値
CV-SY500 レビュー、使用感
CV-SY500は、日立のサイクロン式掃除機の上位モデルです。
日立のサイクロン掃除機は、「2段ブーストサイクロン」を採用した構造が特徴。この2段ブーストサイクロンは、本体にダストカップが2つあり、まず下部のサイクロン室で空気の流れを加速させ、それによって発生したサイクロンによってゴミと空気を遠心分離、そのあとで上部のダストケースへゴミを圧縮して収めるという仕組みになっています。
実物を見ていただければ一目瞭然ですが、ダイソンに代表される円筒形のカップでサイクロンを発生させる方式とは違い、かなり独特な構造をしていることがわかります。
下部のサイクロン室で遠心分離をさせるとはいえ、上部のダストケースへはゴミが直接入り込むため、その後ろにはメッシュフィルター、さらにプリーツフィルターと2枚のフィルターを微細なゴミを含んだ排気が通って行く形になります。
ダイソンや三菱電機の風神、東芝のトルネオVといった機種とは異なり、ゴミと空気を分離し、空気だけを通していくという遠心分離構造ではないため、ネットフィルター部分にティッシュペーパーを挟むことで、汚れを低減させるようになっています。このため、お手入れの頻度は他社製品に比べると比較的多くなります。
CV-SY500は前モデルであるCV-SW200などと見た目はほとんど変わっておりませんが、新しい「スマートヘッド」が日立独自の「カーボンライト」のパイプとの相乗効果を引き立てています。ヘッド自体がスリムになったのも好材料で、もともとヘッドが大きめにできている日立掃除機ですが、さらに掃除しやすい形状へと変化しています。
仕様(スペック)
型名 | CV-SY500 |
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カラーバリエーション | CV-SY500-R(シルキーレッド) CV-SY500-XV(マグノリア) |
吸込仕事率 | 400W~約50W |
消費電力 | 950W~約190W |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 230×358×275mm |
本体質量 | 3.6kg |
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 5.1kg(モーターブラシ) |
運転音 | 57dB~約53dB |
付属品 | ワイド曲が~るロング吸口、クルッとブラシ、サッとハンドル、すき間用吸口、お手入れブラシ、別売吸口接続用アタッチメント、ティッシュペーパー1枚(ダストケース装着) |
集塵容積 | 0.25L |
発売年月 | 2013年8月 |