CV-SY200は、日立(HITACHI)のサイクロン式クリーナーです。同社のサイクロン掃除機の特長である、遠心分離部分と集塵部分の2つのカップを搭載した「2段ブーストサイクロン」の小型・軽量の掃除機です。
CV-SY200は、2012年発売モデルであるCV-SW200の本体サイズと同じで、小型でコンパクトさをウリにしています。旧モデルのCV-SW200よりも軽量化し本体の重さは3.5kg→2.9kgになりましたが、吸込仕事率も400W→330Wへダウンしており、どちらかと言うとセカンドクリーナーや高齢者向けのサイクロン掃除機といった位置づけになっているようです。
CV-SY200後継機種:CV-SA200
主な特長
軽量&スリムの「スマートヘッド」を新搭載。押しても引いてもキレイにゴミ取り
日立掃除機に搭載されていた「カーボンライト」素材のワイドごみハンターヘッドに代わり、CV-SY200には「スマートヘッド」が新しく採用されました。従来のヘッドより30gの軽量化とスリム化を図りつつ、ヘッドを押した時だけでなく、引いた時にもゴミを巻き込みながら吸い込むことができるようになりました。
パイプとヘッドのカーボンライト&スマートホースで軽々お掃除
従来モデルにも搭載され好評だった軽量素材、カーボンライトのパイプとヘッド、さらに細身でしなやかなスマートホースを継続して採用しています。
本体2.9kgの軽量設計
CV-SY200は本体が2.9kgと日立のキャニスター掃除機では最軽量。本体も、ホースもヘッドも扱いやすいクリーナとなっています。
最安値価格、最安値ショップを紹介
参考価格
CV-SY200発売開始時価格:49,800円
CV-SY200 レビュー、使用感
日立のCV-SY200は、小型で使いやすいサイクロン掃除機「2段ブーストサイクロン」のシリーズで、旧モデルのCV-SW200よりも軽量化を行い、本体が2.9kgと2kg台となっています。吸込仕事率は330Wです。
定価5万円(実売では3万円~4万円台)程度のサイクロン掃除機のゾーンは、メーカーとしては台数も見込め、現在最も競合が激しい価格帯となっており、各社このゾーンに小型・軽量の掃除機を投入しラインアップを厚くしています。
他社製品で同等レベルを探すと、パナソニックの「プチサイクロン」MC-SC31RG/MC-SR31G(本体2.8kg、吸込仕事率300W)、シャープのEC-QX310(本体2.4kg、吸込仕事率300W)、三菱電機のTC-EXC10P(本体2.4kg、吸込仕事率300W)、東芝のVC-S33(本体2.9kg、吸込仕事率180W)、コードレスのダイソン DC45(本体2.3kg、吸込仕事率65W)などが挙げられます。
日立のCV-SY200も、これらの掃除機とほぼ同価格帯・同性能帯のものですが、日立ならではの優位点としては新開発の「スマートヘッド」があります。通常の軽い自走式パワーブラシはもちろんのこと、ヘッドを引いた時にもしっかりとゴミを吸いとることができるようになっています。
また、他社機種はこのあたりの価格帯の機種以上のモデルでは、多くの割合で遠心分離サイクロンを採用していますが、日立は最上位モデルから下位モデルに至るまで全てのサイクロン掃除機でティッシュペーパーを使い、ネットフィルターに付着するゴミを軽減して目詰りを抑える方式を採っています。
これは、目詰まりのしにくさや日々のお手入れ面は遠心分離サイクロンに劣りますが、サイクロン部分の構造が簡素化できるため、高齢の方などには逆に好意を持って受け入れられている側面もあり、軽視できません。
本来のサイクロンではなく、いわゆる「なんちゃってサイクロン」と呼ばれているため、高級機種のレベルではあまり受けがよくありませんが、比較的廉価帯では一般的です。
本体の分離性能などは他社製品に譲る部分もありますが、ヘッドやパイプの軽量化で掃除がしやすいクリーナーに仕上がっており、この部分は高評価です。
仕様(スペック)
型名 | CV-SY200 |
---|---|
カラーバリエーション |
CV-SY200-R(レッド) |
吸込仕事率 | 330W~約40W |
消費電力 | 850W~約180W |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 230×358×275mm |
本体質量 | 2.9kg |
ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 4.4kg(モーターブラシ) |
運転音 | 59dB~約55dB |
付属品 | クルッとブラシ、サッとハンドル、すき間用吸口、お手入れブラシ、別売吸口接続用アタッチメント、ティッシュペーパー1枚(ダストケース装着) |
集塵容積 | 0.25L |
発売年月 | 2013年8月 |