CV-SY100は、日立（HITACHI）のサイクロン式クリーナーです。同社のサイクロン掃除機の特長である、遠心分離部分と集塵部分の2つのカップを搭載した「2段ブーストサイクロン」の小型・軽量の掃除機です。
CV-SY100は、2012年発売モデルであるCV-SW100の本体サイズと同じで、小型でコンパクトをウリにしています。旧モデルのCV-SW100よりも軽量化し本体の重さは3.5kg→2.9kgになりましたが、吸込仕事率も380W→330Wへダウンしており、どちらかと言うとセカンドクリーナーや高齢者向けのサイクロン掃除機といった位置づけになっているようです。
CV-SY100後継機種：CV-SA100
主な特長
軽量＆スリムの「スマートホース」を搭載
従来の掃除機よりも細く、しなやかで引っかかりにくい「スマートホース」を装備し、掃除機の取り回しが楽になりました。
本体2.9kgの軽量設計
CV-SY100は本体が2.9kgと日立のキャニスター掃除機では最軽量。本体も、ホースもヘッドも扱いやすいクリーナとなっています。
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参考価格
CV-SY100発売開始時価格：39,800円
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CV-SY100 レビュー、使用感
日立のCV-SY100は、小型で使いやすいサイクロン掃除機「2段ブーストサイクロン」のシリーズで、旧モデルのCV-SW100よりも軽量化を行い、本体が2.9kgと2kg台になっています。吸込仕事率は330Wです。
定価で4～5万、実売では2万円～3万円台のサイクロン掃除機のゾーンは、サイクロン掃除機の最もボリュームゾーンで、年末を中心に非常に台数が多く販売される単価帯となっています。
他社製品で同等レベルを探すと、パナソニックの「プチサイクロン」MC-SR21J（本体2.8kg、吸込仕事率300W）、シャープのEC-PX210（本体2.7kg、吸込仕事率330W)、三菱電機のTC-EXC8P（本体2.4kg、吸込仕事率300W）、東芝のVC-S23（本体2.9kg、吸込仕事率180W）、コードレスのダイソン DC35（本体2.2kg、吸込仕事率65W)などが挙げられます。
他社機種はこのあたりの価格帯の機種以上のモデルでは、多くの割合で遠心分離サイクロンを採用していますが、日立は最上位モデルから下位モデルに至るまで全てのサイクロン掃除機でティッシュペーパーを使い、ネットフィルターに付着するゴミを軽減して目詰りを抑える方式を採っています。
これは、目詰まりのしにくさや日々のお手入れ面は遠心分離サイクロンに劣りますが、サイクロン部分の構造が簡素化できるため、高齢の方などには逆に好意を持って受け入れられている側面もあり、軽視できません。
本来のサイクロンではなく、いわゆる「なんちゃってサイクロン」と呼ばれているため、高級機種のレベルではあまり受けがよくありませんが、比較的廉価帯では一般的です。
仕様（スペック）
| 型名 | CV-SY100 |
|---|---|
| カラーバリエーション |
CV-SY100-K（ブラック） |
| 吸込仕事率 | 330W～約40W |
| 消費電力 | 850W～約180W |
| 本体寸法（幅×奥行×高さ） | 230×358×275mm |
| 本体質量 | 2.9kg |
| ホース、延長管、ノズルを合わせた質量 | 4.4kg（モーターブラシ） |
| 運転音 | 59dB～約55dB |
| 付属品 | サッとハンドル、お手入れブラシ、クルッと切替えブラシ吸口、別売吸口接続用アタッチメント、ティッシュペーパー1枚(ダストケース装着) |
| 集塵容積 | 0.25L |
| 発売年月 | 2013年8月 |